＜わたし＞

30代前半のエッセイスト。女性誌3誌と2つのWEBマガジンで連載を抱えつつ、書き下ろしエッセイ集の執筆にも忙しい。

2匹の猫と、優しい旦那さんと都内のマンションで暮らしている。

＜斎藤工＞

私の兄。料理人で、吉祥寺にイタリアン、青山にスパニッシュのお店を出している。近々、神楽坂に渋めの焼鳥屋をオープンする予定。

お店には夫や、瀬戸康史、森山直太朗なんかともよく一緒に行っている。奥さんの長澤まさみとの間に、3歳の子どもがいる。ちなみにまさみは私の親友。

＜ジェイク・シマブクロ＞

私の夫。世界的なウクレレ奏者で、映画音楽なども手掛けている。1年の3分の1は、世界ツアーに出掛けている。

いつも朗らかでピースフルで、謙虚。怒ったところを見たことがない。私の仕事を理解し、尊敬してくれている。

＜椎名桔平＞

夫のジェイク・シマブクロの所属事務所社長。デキる男なのだが、柔和で奢らないところが素晴らしい。

奥さんの石田ゆり子と、猫4匹、大型犬1匹と大きな家で暮らしている。仲が良くて私にとって理想の夫婦。2夫婦で食事をすることもある。

＜山下智久＞

私の兄・斎藤工の修業時代の後輩。一人っ子ということもあり、兄を本当の兄のように慕っている。今は兄の店を手伝っているが、かなりのイケメンなので、彼目当ての女性客も多いのだとか。

神楽坂の店をオープンするにあたって忙しくなるので、兄は彼に吉祥寺の店を任せようと考えているらしい。

＜小栗旬＞

兄の修業時代の仲間で、青山の店の店長を任せている。兄が経営に力を注げるのも、彼のおかげ。研究熱心で、店に行くたびに新しいメニューが増えている。

去年、私が「キックボクシングに興味がある」と言ったら、通っているジムを紹介してくれた。だから、たまにジムでも顔を合わせる。

＜稲葉浩志＞

小栗旬が紹介してくれた、キックボクシングジムのオーナー。元キックボクサーで、世界を制したこともあるすごい人。主に選手コースの指導をしている。

手が空いていると、エクササイズコースの私にもアドバイスしてくれることがある。普段は物静かだけど、指導中は熱い。

＜大谷翔平＞

キックボクシングジムの選手コースに通う、ボクサー志望の大学生。高校時代、インターハイで優勝したこともあるみたい。稲葉オーナーは彼に目をかけていて、一段と厳しく指導している様子。

帰り道で一緒になって、頑張りぶりを誉めたら、「今度、試合があるんで、良かったら見に来てください」と誘ってくれた。

＜設楽統＞

月に1回くらい足を運ぶ、近所のミニシアターのオーナー。先代から引き継いで、2代目なんだとか。通ううちに好みを覚えてくれて、「これ好きだと思うよ」と映画を紹介してくれる。

小さなカフェも併設していて、奥さんの深津絵里が淹れてくれるコーヒーと、手作りのドーナツがとっても美味しい。息子の加藤清史郎は、3代目を継ぎたいと考えているらしい。

＜坂口健太郎＞

なじみの花屋のスタッフ。私は予算1000円で月に2回ほど花を買うことに決めているのだが、私の好みを把握してセンスの良いセレクトしてくれるから、いつも彼にお任せ。

この間、設楽さんのところのミニシアターでばったり会って、お互いびっくり。話してみたら好きな映画が似ていて、だから花の好みもわかってくれるのかなぁと納得。

＜加瀬亮＞

朝食パン派の私が2日に1回通うパン屋の店主。あまりにも常連なので、たまに「ちょっと味見してみて。感想聞かせてよ」と試作品を袋に入れてくれたりもする。

奥さんの蒼井優とも、すっかり顔なじみになり、新しくできたカフェや、古着屋の話をして盛り上がり、立ち話が長くなってしまう。

＜西島秀俊＞

愛猫を連れていく動物病院の院長。物腰が柔らかく、うちの猫たちは彼に懐いている。ペットホテルとペットシッターの事業も手掛けており、そちらは主に奥さんの中谷美紀が取り仕切っている。

旅行など家を空ける際は、ペットシッターをお願いするのだが、従業員の芦田愛菜は、若いのにしっかりしていて信頼できるので、いつも指名させてもらっている。

＜羽生結弦＞

西島秀俊と中谷美紀の息子。動物病院を継ぐべく、獣医学部に通う大学生。顔を合わせるといつも礼儀正しく、清々しい挨拶をしてくれ、心が洗われる。

幼少期からピアノをやっていて、どうやらなかなかの腕前らしい。ルックスも良いのでレコード会社からの誘いがあるが、断っていると聞いた。