ワタシ的基準で比較!満足度が高かった国ベスト3

 

これまで私が訪れた国は14カ国。「どの国が一番良かった?」とよく聞かれるのだが、とってもとっても悩ましい。しかし今回、その問いにランキング形式で答えてみたい。


順位をつけるに当たって、私なりに、次の6つの基準を設けてみた。

 

<1>にゃんこ遭遇度
何しろ私は猫狂い。近所でもかわいこちゃんを見つけると追いかけてしまうのだが、それは旅先でも一緒。写真家の岩合光昭さんになったつもりで、全力で写真を撮り、話しかけるのである。


※にゃんこ遭遇度だけに特化した、「猫に会える国ベスト3」は、こちらの記事でご覧いただけます

 

<2>お土産選びがい度
旅先で人にお土産を買うのが大好き。そして「自分へのお土産」と称して、自らが使うもの、食べるものも、毎回わんさか買ってしまう。その時間が至福。

 

<3>ご飯が美味しい度
 海外旅行に限ったことではないが、旅行に出かけて、現地の名物料理を食べないなんてナンセンス。私はビールも大好きだから、美味しいビールが飲めるか、それに合う料理であるかもポイント。

 

<4>イケメン遭遇度
 にゃんこ同様、目の保養、心の癒やしにつながるイケメンの存在。各国、タイプは異なるが、どの国も日本に比べてかっこいい人が多いと思う(日本人の男性の平均レベルが低いとも言える)。

 

<5>見どころ多い度
建築物や遺跡、大自然などの世界遺産はもちろん、それ以外のアクティビティの充実度も、旅の思い出を増やす大切な要素。

 

<6>行きやすさ
長時間移動は海外旅行の付き物。仕方ないけど、なるべく移動だけでぐったりしてしまうのは避けたいもの。直行便のある・なしもポイントかな。

 

これら6つの基準を星の数で判定(MAX星3つ)。総合的に判断し、順位を決めた。まずは、第3位から発表しよう。


【第3位】モロッコ

 

<1>にゃんこ遭遇度 ☆☆☆(3)
<2>お土産の選びがいある度 ☆☆☆(3)
<3>ご飯が美味しい度 ☆☆(2)
<4>イケメン遭遇度 ★(0.5)
<5>見どころ多い度 ☆☆☆(3)
<5>行きやすさ ★(0.5)

 

7年ほど前に、友人と2人旅で出掛けた。

 

猫さまはそこらじゅうにいすぎて、写真を撮るのが忙しいほど。

また、おしゃれなモロッコ雑貨がたくさん。革製のスリッパ「バブーシュ」やカラフルなミントティーグラス、フェズブルーと言う青い塗料が美しい食器、洒落たランチョンマットなどなど、盛りだくさんに購入。


美容シーンで流行中の「アルガンオイル」も名産で、加工工場の見学に行き、香りが異なる数種類を買って、帰国後、友人たちに配った。

 

食事は、三角にとんがったフタがある料理器具「タジン」を使った蒸し料理が有名。肉や魚と野菜を蒸したもの、また世界一小さなパスタと呼ばれる「クスクス」もタジンで調理して提供される。
いろいろな野菜とライスを盛り付けた「モロッカンサラダ」、イスラムの人が断食明けに食べるという、豆で作った「ハリラスープ」も美味。

 

海が近い街では、魚介類が新鮮で、ただ焼いただけの魚やエビも美味しかった!


一つ欠点は、宗教の関係で簡単にはお酒が飲めないというところ。外国人向けのレストランや、大きなスーパーの酒売り場(時間制限あり)でしか見かけなくて、今これビールっしょ!という場面でも、お水で我慢…ということがしばしば。

モロッコ雑貨が置かれたホテルのロビー。もう少し奮発していいホテルに泊まれば良かったなぁ。
モロッコ雑貨が置かれたホテルのロビー。もう少し奮発していいホテルに泊まれば良かったなぁ。
カラフルなミントティーグラス。いくつか買って、インテリアとして飾っている。
カラフルなミントティーグラス。いくつか買って、インテリアとして飾っている。
独特な柄の焼き物。奥の三角のフタが付いているのがのがタジン鍋。
独特な柄の焼き物。奥の三角のフタが付いているのがのがタジン鍋。
モロッカンサラダとハリラスープ。サラダには塩とオリーブオイルをかけてシンプルにいただく。
モロッカンサラダとハリラスープ。サラダには塩とオリーブオイルをかけてシンプルにいただく。
タジン鍋で調理した蒸し料理。味付けは少しスパイシーだけどほぼ素材の味をいかしている。
タジン鍋で調理した蒸し料理。味付けは少しスパイシーだけどほぼ素材の味をいかしている。

かっこいい人はあんまりいなかったかな…という印象。ベルベル人という、独特の衣裳を着た民族がいるのだけれど、その人達の存在感がすごくて、異国に来たぜ!という感じがすごくした。

 

モロッコは、すごく遠い。だって、アフリカだもの。成田⇒ドバイ(約12時間)+ ドバイ⇒カサブランカ(約10時間)と約22時間の長旅。そこからさらに目的地まで電車で4時間も移動したので、移動時間は24時間オーバー!


体力がないと、行けない。だから、あと5年以内には、もう1度行きたい。そして、前回できなかった砂漠でのらくだ乗りと、砂漠ホテルでの宿泊を叶えたい。

 

アルガンオイルの工場。観光客用によく見えるところで作業をさせられているおばちゃんたち。
アルガンオイルの工場。観光客用によく見えるところで作業をさせられているおばちゃんたち。
このねずみ男みたいな風貌の人たちがベルベル人。最初は怖かった。
このねずみ男みたいな風貌の人たちがベルベル人。最初は怖かった。
有名な「フナ広場」。所狭しと屋台が並び、人がわんさか集まっていた。
有名な「フナ広場」。所狭しと屋台が並び、人がわんさか集まっていた。
世界遺産になっている旧市街の中。車が通れないので、運搬は馬で。
世界遺産になっている旧市街の中。車が通れないので、運搬は馬で。
「青の街」シャウエン。濃淡さまざまなブルーが建物に塗られていて、美しかった。
「青の街」シャウエン。濃淡さまざまなブルーが建物に塗られていて、美しかった。


【第2位】スリランカ

 

<1>にゃんこ遭遇度 ★(0.5)
<2>お土産選びがい度 ☆☆☆(3)
<3>ご飯が美味しい度 ☆☆★(2.5)
<4>イケメン遭遇度 ☆☆(2)
<5>見どころ多い度 ☆☆☆(3)
<6>行きやすさ ☆☆★(2.5)

 

4年ほど前に、ひとり旅で足を運んだ。おでこにだらーんと油を垂らして行うエステ・アーユルヴェーダをやってみたかったのと、あんまり「行ったよ」という話を聞かないマイナーさに惹かれて。

 

スリランカは、その風土が栽培に適しており、古くから紅茶の国として知られている。見学した紅茶工場、街のスーパー、空港で、まるでカフェの仕入れかのごとく紅茶を爆買い。ホテルのロビーでスーツケースに入り切らなくて苦戦しているところを、掃除のおじさんに助けてもらったのは良い思い出だ。


ハーブやスパイスなどを栽培・販売する「スパイスガーデン」もあちこちに。また、スリランカは宝石の国として知られていて、加工工場に併設されたショップで、そこそこ高い指輪をお買い上げ。

 

食事は何を頼んでも、スパイス風味。インド同様、カレーの国だから仕方ないのだけれど、どの炒め物、煮物を食べてもスパイスの味なので、5日目くらいに飽きてきた。

 

とは言え、スパイス料理はビールに合う!「LION BEER」というローカルビールを、私はいったいどれだけ飲んだだろうか。しかし、帰国後、体脂肪が3%も減っていた!
スパイスのおかげ、もしくはがぶ飲みしていた紅茶のおかげ、もしくはその2つの相乗効果だと、信じて疑っていない。

肉も魚も、野菜もとにかくスパイスで味付けしてある。
肉も魚も、野菜もとにかくスパイスで味付けしてある。
好みのものを少しずつ取って、左手で食べるのがスリランカスタイル!
好みのものを少しずつ取って、左手で食べるのがスリランカスタイル!
紅茶工場。種類の多さに驚いた。見学後、併設のショップ&カフェで散財。
紅茶工場。種類の多さに驚いた。見学後、併設のショップ&カフェで散財。
これが私が買った紅茶のすべて。半分は友人へ。半分は自分で飲む用。
これが私が買った紅茶のすべて。半分は友人へ。半分は自分で飲む用。
コスメやカラフルな雑貨、そして有名ブラントの工場がスリランカにあり、ポロシャツを安く購入。
コスメやカラフルな雑貨、そして有名ブラントの工場がスリランカにあり、ポロシャツを安く購入。

スリランカの男性は、浅黒くて堀が深い。それだけで、もはやアドバンテージが高いことはわかるだろう。そして、仏教の国だからか、みんなとても穏やかでやさしい。


日本へ留学経験のあるガイドさん(男性)にも、「もしここで、あなたが具合が悪くなって倒れたとしたら、そこらじゅうから人が集まってきて、自分の家族のように献身的に介抱するよ。それがスリランカ人」と言われた。すごいな、スリランカ。

 

あと、特筆すべきは、ゾウの多さ。タイやインドなどもゾウが多いイメージだけど、スリランカは、国をあげてゾウを保護していて、それらの国の比じゃないらしい。
野生のゾウを見られるサファリツアーも、ゾウを見ながら食事ができるレストランを備えた保護施設も、すごく良かった!

 

タイやベトナムなどを経由していく方法もあるけれど、私はスリランカ航空の直行便を使った。直行便で約9時間。ヨーロッパやアフリカに行くと思えば、これぐらい近い、近い!

スリランカ航空、どんな感じかな…と心配だったけど、超快適。行きの機内食でカレーが選べて、テンションが上がった。
 

敬虔な仏教徒が多く住む国。ド派手な寺院が点在していた。
敬虔な仏教徒が多く住む国。ド派手な寺院が点在していた。
世界遺産のシギリアロックをバックに。約1000段の階段を上り、徒歩で頂上へも行った。
世界遺産のシギリアロックをバックに。約1000段の階段を上り、徒歩で頂上へも行った。
エレファントサファリ。こんな近くで野生のゾウを見られるなんて!
エレファントサファリ。こんな近くで野生のゾウを見られるなんて!
街歩きは基本的にトゥクトゥクで。価格交渉あり。
街歩きは基本的にトゥクトゥクで。価格交渉あり。
インド同様、サリーを着る文化がある。試着させてもらった!
インド同様、サリーを着る文化がある。試着させてもらった!


【第1位】ミャンマー

 

<1>にゃんこ遭遇度 ☆☆☆(3)
<2>お土産選びがい度 ☆☆☆(3)
<3>ご飯が美味しい度 ☆☆☆(3)
<4>イケメン遭遇度 ☆☆(2)
<5>見どころ多い度 ☆☆☆(3)
<6>行きやすさ ☆☆☆(2)

 

まだコロナウイルスがこれほどの状況になってはいない時期に、ひとり旅で訪れた。そしてたちまち、それまで私の中で1位だったスリランカを抜いて、1位に躍り出た。

 

ミャンマーには敬虔な仏教徒がたくさんおり、街のいたるところに寺がある。その寺には、必ずと言っていいほど、猫がいて、手を合わせるのもそこそこに、猫の有無を確認してしまっている自分がいた。


また、ミャンマーには「ビルマ猫」という固有の種がいるのだが、絶滅危惧に瀕している。最近、そのビルマ猫を保護・繁殖する施設ができ、そこにも足を運んだ。

 

カラフルなカゴバッグや織物などのかわいい雑貨、木工品や金属加工品も豊富。また、ミャンマーは知る人ぞ知る宝石の国で、中でも翡翠の採石量は世界トップクラス。近年では中国人が買い占めに来ているらしい。

 

おしゃれな雑貨屋も多く、若手アーティストとコラボしたオリジナル商品など、ハイセンスな雑貨を買うこともできた。

 

ミャンマーで食べるべきは、種類豊富な麺。スープの味もトッピングも、麺の太さや素材(米粉or小麦粉)も地域によって微妙に違って、でもどれもおいしい。ラーメンほどこってりしておらず、日本でいうと蕎麦やうどんみたいな感覚。


また、麺以外の料理は、タイ料理と中華料理の中間、という感じ。日本人も好きな味加減だから、飽きないし、野菜たっぷりでヘルシー。食事だけで言ったら、私、ミャンマーに住めると思う。
ローカルの「ミャンマービール」もしこたま飲んで、毎食お腹いっぱいだった。

こういうピッカピカの寺院が街のいたるところにあって、たくさんの人がお参りに来る。
こういうピッカピカの寺院が街のいたるところにあって、たくさんの人がお参りに来る。
数種類のカレー、炒め物、サラダ。どれもボリューミーで毎食お腹が苦しかった…。
数種類のカレー、炒め物、サラダ。どれもボリューミーで毎食お腹が苦しかった…。
シャン地方の麺。汁なしと汁ありが選べて、どちらも美味しかった!
シャン地方の麺。汁なしと汁ありが選べて、どちらも美味しかった!
カゴバッグとか木工雑貨とか織物とかかわいいものが盛りだくさん。
カゴバッグとか木工雑貨とか織物とかかわいいものが盛りだくさん。
あまりにもかわいくて、いろいろ買ったらこんなことに。これ全部自分用。
あまりにもかわいくて、いろいろ買ったらこんなことに。これ全部自分用。

ミャンマーでは、老若男女問わず、みんな「ロンジ-」という巻きスカートを履いている。素材や柄、色はさまざま。トップスはシャツを着るのが正装らしい。


男性のスカート姿、新鮮だったし、とってもセクシーで私は好きだった。ロンジーを履いていると、3割増しくらいかっこよく見えるから不思議。


 ミャンマーへは、中国やベトナムなどを経由する行き方もあるが、成田から直行便が出ている。片道約7時間。機内食を食べて、映画を2本ほど見たら、もう着いていた。近い。


しかも、ANAだから、何の心配もいらない。日本の航空会社だからこその、機内映画の邦楽の多さも最高だった。

ミャンマー旅行の詳細は、あらためて旅行記にて、公開する予定。お楽しみにー!

旅のハイライト。バガンにて、世界遺産の遺跡群を眼下に熱気球体験!!!
旅のハイライト。バガンにて、世界遺産の遺跡群を眼下に熱気球体験!!!
ちょっと足を伸ばして訪れたパゴダ(塔)群。圧巻の風景だった。
ちょっと足を伸ばして訪れたパゴダ(塔)群。圧巻の風景だった。
ミャンマー屈指のパワースポット、ゴールデンロック。落ちそうで落ちない不思議な石。
ミャンマー屈指のパワースポット、ゴールデンロック。落ちそうで落ちない不思議な石。
インレー湖ではボートに乗って湖上の寺院やレストランをめぐるツアーに参加。
インレー湖ではボートに乗って湖上の寺院やレストランをめぐるツアーに参加。
仏様ではないのだけれど、このおじさんが至る所で祀られていた。
仏様ではないのだけれど、このおじさんが至る所で祀られていた。


旅、したくなったでしょ?あらためて、別の切り口でも旅の思い出をつづっていきたいと思う。では、また。